新盆

親戚の家の仏前




本日は新盆です。


喜界島でのお盆は、
新盆でやるところと旧盆でやるところがあります。


私の祖母の家の集落は、大体の家が新盆でやります。
けれど今年は祖父の初盆ということもあり
確実にたくさんの身内の参加を望んでいたので
旧盆でやって、飛行機の切符などを取りやすく工夫しました。
なので今日は祖母の家では盆行事はしません。


そういうわけで今日は同集落の親族の家へ。
三軒回ってきました。


たくさんの人達が、そうやって親族やごく親しい間柄の家を訪問し
神棚や仏壇のある部屋で、共に食事やお酒を飲んで時間を過ごします。
もちろんご先祖様も一緒です。


このような行事に重きを置いている島だからこそ
時には煩わしいほどの濃厚な関係が築けるのでしょう。
逆に言えば、このような行事を軽く見る人は
島では浮いた存在(決して個性的という意味ではない)になってしまいます。


今の自分があるのは、ご先祖様が築いてきた生活の上に成り立っている
という事を認識し心からの感謝で過ごすのが、お盆なのです。